実録!契約から入居の常識非常識~こんな失敗ありました

いろいろ悩んで決めた物件を無事契約し、やっと新居に住める!荷造りや家財の買い増し…やることいっぱいで頭が混乱。引越直前は本当にせわしいですよね。物件の契約が済むと、忙しさのあまりつい気が抜けてしまいがちにもなりますが、実はトラブルが多いのは契約後~入居直後なんです。

元不動産屋が経験した契約~入居直後のトラブル実例から、「常識だと思っていたことが実はそうではなかった」という勘違いが元で生まれるトラブルを学び、ぜひ未然に防いでもらえたら、と思います。

ケース1:実は契約が完了していない?

契約金の振込時、振込手数料を差し引いて入金したために契約金が不足してしまった、住民票や印鑑証明書の有効期限が切れていた等により、入居日までに契約完了できなかったという事例です。

契約金と契約書類を全て揃えて初めて契約締結です。契約が完了しなければ部屋の鍵をもらえないのは当然のこと。少しくらい遅れても…という考えはトラブルの元です。余裕を持って早めに書類を準備する、提出書類や契約金の入金方法は必ずチェックしておくなど、気を抜かずに手続きを進めることが重要です。

ケース2:え?まだ荷物入れちゃダメなの?

鍵の引き渡しは、必ずしも入居日(契約開始日)当日とは限りません。不動産会社とお客様双方の都合を擦り合わせた結果、事前に鍵をもらえることもあるでしょう。しかし入居日以前に鍵をもらったからといって、その日から住めると思ったら大きな間違いです。

家賃が発生するは入居日からですから、基本的に荷物を運んだりするのは家賃発生日以降というのがマナーですよね。そういう意味で、お客様と入居日を決めるときには「荷物を入れたいのはいつからですか?」と聞くようにしていました。そうすれば引越日よりも前に、掃除をしたり簡単な荷物を入れられますよね。

また、物件にかける火災(家財)保険の適用開始も当然入居日となります。万が一、入居日前に部屋に入って何かあったら、損害を被ることにもなりかねません。

ケース3:水が出ないんですけど…

これも非常によくあるトラブルです。電気・水道・ガスなどのライフラインは通常、事前に使用開始の届け出が必要です。物件によって、また不動産会社によっても異なりますが、入居日からライフラインを使えるようにするにはどうすれば良いか、不動産会社に確認を取ることが大切です。

特にガスは、ガス会社の立会いの下で開栓手続きをします。事前に立会い日の予約をしなければいけません。特に繁忙期や土日祝日は思ったように予約が取れない可能性もありますので、できるだけ早めに予約を取ることをおススメします。

引越当日、ガスが使えなくてお風呂に入れなかったお客様をたくさん見てきました。真夏の引っ越しで、ガックリ肩を落とすお客様の後ろ姿は、見ていられないくらいかわいそうでしたよ。

ケース4:初月から家賃滞納?

家賃が口座引き落としでの支払いの場合に多いトラブルですが、契約書類に銀行印を間違えて捺印した、または不鮮明だったために、初回の家賃引き落としが間に合わず滞納となるケースです。これも契約の段階で確認すれば防げるトラブルになりますから十分注意しましょうね。

さらに、最初の家賃は契約金に含まれていたはずだと勘違いしていたお客様もいらっしゃいました。支払った契約金に含まれる家賃は何月分なのか、内訳を見て良く確認しておきましょう。初めての家賃の支払は勘違い、または忘れていたことによる滞納が非常に多いです。

これらの失敗例はどれも確認さえしておけば防げるものです。せっかくの新居に気持ち良く住むために、最後まで気を抜かずにチェックしましょうね。