広げすぎも狭めすぎも失敗の素!希望条件は優先順位を決めて

このエリア限定!家賃は絶対△万円以下!駅から徒歩△分圏内!新築のみ、あれもこれも。部屋探しにはこだわりを持ちたい気持ち、よくわかります。

ただ、欲張って条件を付ければ付けるほど満足のいく部屋を見つけることは難しくなります。こだわりすぎるあまり、他のことに目がいかなくなって失敗するというケースもよくあるからです。

ではどんな基準で希望条件を持てばいいのでしょうか?

おススメは「これだけは譲れない」ものと、「できれば欲しい」というものに優先順位をつけることです。

譲れない条件、「絶対条件」の決め方は簡単です。入居時期が決まっている、会社から指定された社宅の条件がある、ペットを飼うなどは必須の条件になりますよね。

それ以外にもたとえば、通勤通学手段やかけられる時間、駐車場の必要性、住む人数に応じた部屋数などは、妥協してしまうと一発で住みにくい部屋へと変わってしまいます。

住環境やライフスタイルに関わる条件は、しっかりと検討しておく必要があります。ここを最優先に部屋探しを始めることが重要です。

その他に考える条件としては、収入に応じた家賃の予算、部屋の位置や階数、ベランダの向き、建物の構造、新築か中古か、各部屋の使い方、収納量などがあります。オシャレな外観や周辺環境を大事にする方もいらっしゃるでしょう。

年収が200万円なのに家賃相場10万円のエリア限定とか、2人で暮らすのに20平米のワンルームとか、無謀な条件は明らかに無理でしょうが、絶対条件以外にこだわりを一つ持っていると部屋探しがしやすくなるのは確かです。

参考までに私は絶対条件以外で、2階以上の部屋に住む場合は建物の構造を気にします。上の音を気にするよりも下に住む方に迷惑をかける方が嫌だからです。また東向きの部屋よりは西向きの部屋を選びます。夏はともかく、冬は室内の暖かさが全然違うからです。

こういった感じで適度にこだわりを持ちつつ、優先順位をつけながら好みに合わせて条件に幅をもたせることがポイントです。あくまでも賃貸住宅なのであって、希望通りに注文できる住宅購入とはわけが違います。妥協できる部分を広げられるかどうかが、上手に部屋探しをするコツなんですよ。

あるとき、風水を気にされる方がいらっしゃいました。ご本人にとって方位は最重要条件で、とても苦労をしました。なんとか希望を叶えてあげたいと思っても、他の条件と組み合わせると満たす部屋は皆無。それでも絶対条件だけは動かさないようにアドバイスをしながら契約をされていきました。

こだわりも人それぞれ。あまり絞りすぎるのはおススメしませんが、部屋探しを楽しむ上で希望条件を持つことはすごく大事です。

ちなみに中には、どこでもいいという方がいらっしゃいます。考えるのが面倒くさいとか、考えているうちによくわからなくなってしまったとか、理由はさまざまですが。

こういうお客様の場合、不動産屋はどういう部屋をおススメすると思いますか?

私なら、契約してほしい「不動産会社の都合」に合った物件を紹介しますね。だって条件がないんですから。

ちょっと意地悪に聞こえるでしょうか。

というのも、こういうお客様は大抵、「ここはイヤ、あれがないとダメ」など比較的無理目な条件が後出しされてくるのがほとんどです。不動産屋もプロの仕事をしますから、そこらへんはキッチリ見ているものなんです。

条件の広げすぎは、言い方は悪いですが不動産屋のいい「カモ」にされてしまいがちです。ほとんどの方は当てはまらないと思いますが、そんなことにならないためにも、優先順位を決め、幅を持たせられる希望条件で部屋探しをしてみてくださいね。